やぶれ&かぶれ

ぼろぼろの人が主に職場で書く日記

怒るのって大変だ

私はあまり怒らない。

というか怒るのが苦手なのだ。良い方にも悪い方にも、感情が派手に動くと疲れてしまうからだ。

 

それは子育ての場面でもそうで、注意するということはあるけれど感情的に怒るという場面はあまりない。

それでもやはり子供にちょっとした迫力を込めてビシッと言わなければいけない時がある。そんな時は子供をひとしきり叱った後、身体にダメージが来て脱力感、倦怠感等がドッと出てくる。それまでの勢いはどこへ、「ちょっとママ横になるから…」と言いながら力なくソファに倒れこみ回復を待たなければいけない。体力が無いことでは定評がある私だが、精神的にも圧倒的にスタミナが不足している。

 

心身の健康のため怒りとは常に一定の距離をキープしたいと思っているが、困ったことに自分でもよくわからない所でマジでムカついてしまいどうにも出来ないことがある。

 

そのひとつがナンバーを「3298」にしている高級外車ミニクーパーだ。

これは見ると100パーセント怒号を上げてしまう。な~に自分の車種で語呂合わせをしてるのかと。くだらないことやってんじゃないよオ!!と反射的に窓をぴっちり閉めた日産ノートから叫んでしまう。しかもこれやっている車、結構いるのでミニクーパーを見るたびにナンバーをチェックしてしまう自分がいる。3298警察だ。私はわざわざ3298ナンバーを探してどうしたいのだろうか。私は怒りたいのだろうか?

 

あと、夫がチョコモナカジャンボのことを「ジャンボ」と言うのをスルーできない。大人げないと思いながらも我慢できずつい突っかかってしまう。「ジャンボ」って。バニラモナカジャンボ?それとも木村屋のジャンボむしケーキのことですか~?と悪態を付きたくなってしまう。「ジャンボ」って…。何だか馴れ馴れしくて嫌なのだ。「ジャンボ」って。あだ名じゃないか。そして「ジャンボ」と略すことで妙に抽象的になってしまう。文脈からそれがチョコモナカジャンボとわかっていても、ちゃんとここはフルネームで言ってほしいのだ。

そんなことより、この文章を書いていてチョコモナカジャンボのことをミスって「チョコモナカジャンボンボ」と書いてしまったがこれはめちゃくちゃ有りだと思った。

 

怒ると疲れるから怒りたくないだけで、決して怒りのスイッチが無いわけではない。怒りのスイッチはどこにあるか自分でもわからない。

 

子供達と入浴中、髪を洗っている無防備な私に突然冷水シャワーを浴びせてきた子供を咄嗟に怒ってしまいまたぐっと疲れる。こうして、怒りスイッチを突然ギューと押される時もある。

いつどこで巻き込まれるかわからない怒りにやられないようにするにはやはり心の基礎体力が必要と感じる。メンタルのフィジカルを強化する。自分で言っていてもよくわからないがそういうことなのだ。